狩猟用双眼鏡の選び方
初心者は倍率・大きさ・重さをどう選ぶ?
狩猟用双眼鏡の選び方を初心者向けに解説します。8倍と10倍の違い、8×32や8×42の使い分け、明るさや重さなど、最初に見るポイントを簡単に整理します。
まず知っておきたいこと
狩猟では、獲物を見つけることができなければ始まりません。
そのため、銃やスコープだけでなく、双眼鏡もかなり重要な道具です。
とはいえ、双眼鏡のスペック表には難しい言葉がたくさん並びます。
倍率、対物レンズ径、ひとみ径、視野、アイレリーフ、プリズム方式……。
最初から全部理解する必要はありません。
初めて選ぶなら、倍率、大きさ、明るさ、重さ。この4つくらいから考えれば十分です。
双眼鏡は獲物を探すための道具
ライフルスコープは、獲物を狙うための道具です。
一方、双眼鏡は獲物を探したり、何がいるのか確認したりするために使います。
狩猟では、まず肉眼や双眼鏡で周囲を確認し、獲物を見つけてからスコープを見るという流れになります。
スコープだけで全部済ませようとせず、役割を分けて考えると分かりやすいでしょう。
最初は8倍を基準にする
双眼鏡には、8×32、8×42、10×42といった数字が書かれています。
最初の数字が倍率です。
8×32なら8倍、10×42なら10倍です。
倍率が高いほど遠くのものを大きく見ることができます。
ただし、高倍率になるほど手ブレが目立ちやすくなり、見える範囲も狭くなります。
初めての狩猟用双眼鏡なら、まず8倍を基準にすると選びやすいでしょう。
迷ったら8×32くらい
まだ自分がどんな狩猟をするのか分からないなら、8×32前後はかなり使いやすいサイズです。
十分な倍率がありながら、大きすぎず、重すぎません。
山を歩く場合にも使いやすく、田畑や水辺でも使えます。
最初の1台として、かなりバランスのいいサイズです。
暗い場所を見るなら8×42
同じ8倍でも、8×42は8×32より大きなレンズを使っています。
そのぶん大きく重くなりますが、暗い場所では見やすくなります。
早朝や夕方、林の中、水路の影などを見ることが多いなら、8×42は便利です。
一方、長時間歩いて持ち運ぶなら、32mmクラスの軽さも魅力です。
明るさを取るか、軽さを取るか。ここは自分の狩猟スタイルで考えます。
10倍が向いている場合
10倍は、8倍より遠くのものを大きく見ることができます。
広い田畑や湖沼などで、遠くにいる鳥を確認したいときには便利です。
一方で、8倍より手ブレが目立ちやすく、視野も狭くなります。
「数字が大きいから10倍の方がいい」とは考えない方がいいでしょう。
近い距離から広く探したいなら8倍。遠くの獲物を細かく確認したいなら10倍。くらいのイメージで十分です。
重さはかなり大事
狩猟用双眼鏡では、重さもかなり重要です。
双眼鏡だけを持って歩くわけではありません。
銃や弾、距離計、GPS、飲み物なども持って歩きます。
そのため、少しの重量差でも長時間になると負担になります。
特に山を歩くなら、大きくて高性能な双眼鏡より、無理なく持ち歩ける双眼鏡の方が使いやすいことがあります。
明るさは実際に覗くと分かりやすい
双眼鏡には、明るさを判断するための数字や専門用語もあります。
ただ、初心者が最初から細かく計算する必要はありません。
同じくらいの倍率なら、大きなレンズを使った双眼鏡の方が暗い場所に強い、とまず覚えておけば十分です。
さらに、実際の見え方はレンズやコーティングなどによっても変わります。
可能なら購入前に実物を覗いてみるのが一番分かりやすいでしょう。
眼鏡を使う人は実際に覗いてみる
眼鏡をかけたまま双眼鏡を使う人は、特に実物を覗いてみることをおすすめします。
製品によっては、眼鏡をかけた状態だと見える範囲が狭く感じることがあります。
これはロングアイレリーフをうたうモデルを選ぶことで解決できます。
スペック表だけでは分かりにくい部分なので、できれば購入前に確認してみましょう。
最初の1台ならどう選ぶ?
まだ狩猟スタイルが決まっていないなら、次のあたりから考えると大きく外しにくいでしょう。
- まず8倍
- 大きさは30mm台を基準
- 暗い場所を重視するなら42mm
- 遠くを見ることが多いなら10倍も検討
- 長時間持ち歩ける重さ
迷ったら、まず8×32前後。
そこから自分の使い方に合わせて考えていけば十分です。
もっと詳しく知りたい方へ
ここでは、初めて双眼鏡を選ぶために必要なところだけを簡単にまとめました。
「ひとみ径とは何か」「双眼鏡の形による違い」「もっと細かなスペックの見方」などを知りたい方は、こちらの記事で詳しく解説しています。
まとめ
初めての狩猟用双眼鏡で、すべてのスペックを理解する必要はありません。
まず考えたいのは、8倍か10倍か。軽さを取るか、明るさを取るか。このくらいです。
まだ使い方が決まっていないなら、8×32前後をひとつの基準にする。
暗い場所を見ることが多ければ8×42。
遠くを見ることが多ければ10倍も考える。
実際に使っていくうちに、自分が双眼鏡に何を求めるのかも分かってきます。