エアライフル猟の持ち物|初心者が猟場に持っていく道具一覧
双眼鏡・レンジファインダー・地図・回収・冷却まで、実猟で使う装備を整理
エアライフル猟に持っていきたい道具を初心者向けに整理。双眼鏡、レンジファインダー、GPS地図、クーラーボックス、回収道具、長靴、車載装備まで実猟経験をもとに解説します。
エアライフル猟は、銃以外の道具も大切
エアライフル猟を始めるとき、銃と弾以外に何を持っていけばいいのか迷う人は多いと思います。
実際に猟場へ出ると、「距離が分からない」「獲物を見失った」「撃ったカモを回収できない」「せっかく獲った鳥をうまく冷やせない」といった場面が出てきます。
私が長年エアライフル猟を続けてきて感じるのは、銃そのものと同じくらい、周辺の道具が猟のしやすさを左右するということです。
ここでは、初めてエアライフル猟へ行く人向けに、最低限持っていきたい道具から、あると便利なものまで整理します。
まず絶対に忘れてはいけないもの
最初は道具以前の話です。
狩猟へ行くときは、所持許可証や狩猟者登録に必要なもの、銃本体、使用する弾、マガジンなど射撃に必要な付属品を忘れないようにします。
特に許可証や登録証は、家を出る前に確認しておいた方がいいでしょう。
- 銃砲所持許可証
- 狩猟者登録証
- 狩猟者記章
- 狩猟用エアライフル
- 使用するペレットまたはスラッグ
- マガジンなど射撃に必要な付属品
狩猟マップ・GPSアプリ
「ここで撃っていいのか」を確認するための地図は必須です。
現在はスマートフォンのGPSアプリでハンターマップを使えるため、紙の地図だけで行動する必要はありません。
ただし、スマートフォンの故障やバッテリー切れもあります。私はデジタル地図を基本にしつつ、狩猟者登録時にもらう紙の地図も車に積んでおくことをおすすめします。
双眼鏡
エアライフル猟では双眼鏡の重要度がかなり高いです。
鳥を見つけるだけでなく、狩猟鳥かどうかを確認する、雌雄や種類を判別する、着弾後の獲物の状態を見る、半矢になった鳥を探す、といった用途があります。
初心者なら、まず8×32前後が使いやすいでしょう。倍率を上げすぎると視野が狭くなり、手ブレも増えます。
私は車に置いて使うメインの双眼鏡とは別に、小型の低倍率双眼鏡をポケットへ入れておくこともあります。獲物の回収中に鳥が移動したときなど、こうしたサブ機が意外と役立ちます。
レンジファインダー
エアライフル猟では、かなり重要な道具です。
弾は距離によって落下するため、目標まで何mあるのかが分からなければ、正確な補正もできません。
特に50m、60m、70mと距離が伸びるほど、目測の数mの誤差が着弾位置へ効いてきます。
双眼鏡とレンジファインダーの両方を揃えるなら、私は双眼鏡よりレンジファインダーへ予算を多めに振るくらいでいいと思っています。
クーラーボックスと冷却材
獲物を食用にするなら、クーラーボックスは必須です。
鳥は体温が高いうえ、羽毛に覆われています。そのため、撃った後はできるだけ早く冷やします。
20L前後の釣り用クーラーボックスに、凍らせたペットボトルや保冷剤、必要ならコンビニの氷などを入れておけば使いやすいでしょう。
重要なのは「クーラーボックスへ入れること」ではなく、獲物そのものをきちんと冷却することです。
獲物を入れる袋
撃った鳥をそのまま車へ放り込むのはおすすめしません。血や泥、羽毛で車やクーラーボックスが汚れます。
厚手のビニール袋、新聞紙、防水性のあるバッグなどを用意しておくと便利です。
キジやカモは大きめの袋、小鳥なら小さな袋と分けておくと使いやすく、新聞紙で頭部などを包んでから袋へ入れると血液による羽毛の汚れも抑えられます。
カモを撃つなら回収道具
水鳥猟では、撃つ前に回収方法を考えておく必要があります。
岸から届く場所なら、タモ、イカギャフ、釣り竿などが使えます。距離がある場合には、RCボートを使う方法もあります。
私自身は長い玉の柄とイカ用ギャフを組み合わせて使ってきました。枝や草が多い場所では、網よりギャフの方が引っ掛かりにくいことがあります。
回収できる見込みがない場所では、そもそも撃たないという判断も重要です。
マーキングテープ
地味ですが便利です。
対岸のカモや、遠くに落ちた鳥を回収しに行くと、移動した途端に落下地点が分からなくなることがあります。
そんなとき、獲物の方向へ向けて手前の草や支柱など2か所にマーキングしておくと、別方向から見ても位置を復元しやすくなります。
もちろん、使ったテープは必ず回収します。
ナイフ・ハサミ
大型のハンティングナイフが必須というわけではありません。
鳥猟なら、むしろ小さく扱いやすいナイフの方が便利なことがあります。
私は小型のフィレナイフをよく使います。また、キジなどの足を現場で処理するときには、芽切りバサミのような小型のハサミも便利です。
グローブ
藪へ入るならグローブも持っておきたい道具です。
野バラなどで手を切ることがありますし、半矢のキジを回収するときには蹴爪にも注意が必要です。
ただし射撃中に使用するなら、トリガー操作を邪魔しないものを選びます。私は釣り用の指出しタイプを使っています。
長靴
田畑や河川敷を歩くエアライフル猟では、普通のアウトドアシューズより長靴が便利な場面が多くあります。
高価なものよりも、丈夫で洗いやすく、泥を落としやすく、壊れたら交換しやすいものの方が実用的です。
私は農作業や食品工場などでも使われる耐油長靴を愛用しています。
車に積んでおきたいもの
流し猟では、一日の大半を車で移動することもあります。
農道や未舗装路へ入るなら、牽引ロープ、ジャッキ、ジャッキの下に敷く板や鉄板、レスキューボード、手動式の加圧洗浄機などを車へ積んでおくと安心です。
特に雨の後の農道では、普通の道に見えても簡単にスタックすることがあります。
ここは「猟具」というより、猟車の装備として考えておくといいでしょう。
最初から全部買う必要はない
エアライフル猟の道具を並べると多く見えますが、最初からすべて揃える必要はありません。
まず必要なのは、地図、双眼鏡、レンジファインダー、クーラーボックス、獲物を入れる袋あたりです。
その後、自分がキジを中心に狙うのか、カモを撃つのか、歩き猟なのか流し猟なのかによって道具を追加していけば十分です。
狩猟道具は、実際に猟へ出て「これが不便だった」と思ったところから増やしていくくらいがちょうどいいと思います。
もっと詳しく知りたい方へ
今回紹介した道具の中には、私が実際に何年も使ってきたものがあります。
個別の道具や具体的な製品については、noteでも詳しく紹介しています。
また、初めてエアライフル猟へ出る人向けに、猟のスタイルや服装、車、基本的な装備までまとめた記事もあります。