狩猟用エアライフルの口径の選び方
4.5mm・5.5mm・6.35mm・7.62mmの違い
狩猟用エアライフルの4.5mm・5.5mm・6.35mm・7.62mmの違いを初心者向けに紹介します。獲物や使う距離から、自分に合う口径を考えるための入門記事です。
まず知っておきたいこと
日本で使われる狩猟用エアライフルでは、主に4.5mm、5.5mm、6.35mm、7.62mmといった口径があります。このほか5mm口径などもありますが、まずはこの4つを知っておけば十分です。
「口径が大きいほど威力も高い」と思われがちですが、現在のPCPエアライフルではそれほど単純ではありません。実際の威力は、口径だけでなく、ペレットの重さと弾の速さの組み合わせで変わります。
この記事では細かな計算には踏み込まず、狩猟で使う場合にそれぞれの口径をどう考えればいいのかを簡単に紹介します。
口径の表記
海外製のエアライフルでは、ミリではなくインチで口径が書かれていることがあります。
また、ペレットの重さには「gr(グレイン)」という単位がよく使われます。まずは数字が大きいほど重いペレット、と考えておけば大丈夫です。
| ミリ表記 | インチ表記 |
|---|---|
| 4.5mm | .177 |
| 5.5mm | .22 |
| 6.35mm | .25 |
| 7.62mm | .30 |
4.5mm
4.5mm(.177)は、昔から広く使われている小口径です。ペレットが比較的安く、空気の消費も少ないため、たくさん練習しやすいのがメリットです。
日本の狩猟では、ヒヨドリやキジバトなどの小型鳥類を中心に狙う場合に選択肢になります。
5.5mm
5.5mm(.22)は、日本で鳥猟をするなら基準にしやすい口径です。
使えるペレットの種類が多く、キジやカモ類など幅広い狩猟鳥に対応しやすいため、初めての1丁にも選びやすい口径です。
6.35mm
6.35mm(.25)は、5.5mmより重いペレットを使うことが多く、より大きなエネルギーが欲しい場合に選ばれる口径です。
大型のカモ類などを中心に狙う場合には有力な選択肢になります。その分、外した場合のリスクや空気の消費も大きくなるため、用途がはっきりしてから選びたい口径です。
7.62mm
7.62mm(.30)は、狩猟用エアライフルとしては大型の口径です。
重いペレットを使用でき、大きなエネルギーを出しやすいため、主にイノシシやシカなどの止め刺しといった用途で選択肢になります。
空気の消費が多く、銃も大きく重くなりやすいため、必要な用途があるかどうかで考える口径です。
何を獲るかで考える
初めて口径を選ぶなら、まず「何を獲りたいのか」から考えるのが一番分かりやすいでしょう。
下の表は、どの口径から検討を始めればいいかを考えるためのおおまかな目安です。
| 主な用途 | 口径の目安 |
|---|---|
| ヒヨドリ・キジバトなど | 4.5mm |
| キジ・カモなど狩猟鳥全般 | 5.5mm |
| 大型のカモ類など | 6.35mm |
| イノシシ・シカなどの止め刺し | 7.62mm |
使う距離から考える
口径を選ぶときは、どのくらいの距離で使うのかも考えます。
一般的な重量のペレットを使う場合、4.5mmは50m程度まで、5.5mmは70m程度まで、6.35mmは90m程度までをひとつの目安として考えると分かりやすいでしょう。
ただし、銃が遠くまで撃てても、狙った場所に確実に当てられなければ意味がありません。自分が確実に扱える距離の中で使うことの方が重要です。
初めての1丁なら
初めて狩猟用エアライフルを選ぶなら、まず「何を獲りたいか」と「どのくらいの距離で使うか」を決めます。
鳥猟全般なら5.5mmを基準に考え、小型鳥中心なら4.5mm、大型のカモ類などを中心に考えるなら6.35mm、止め刺しなど明確に大きなエネルギーが必要なら7.62mm、と考えると整理しやすくなります。
まとめ
エアライフルの口径は、大きければ良いというものではありません。大切なのは、「何を、どのくらいの距離で獲りたいのか」を先に決めることです。
鳥猟用として迷っているのであれば、まず5.5mmを基準に考え、用途によって4.5mmや6.35mmへ広げていくと分かりやすいでしょう。